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訪問看護師になったきっかけ

こんにちは!
ななーる訪問看護ステーションでは4月からたくさんの看護師さんが入職してくださいました。
せっかくの機会なので、看護師のみなさんに「訪問看護師になったきっかけ」をインタビューしてみました!
訪問看護師になることを考えている方の参考になれば嬉しいです。ぜひご覧ください!
(写真は、年度末報告会の様子です)

目次

Aさん 「 疾患などを持ちながらも在宅生活する方を支えたい」

私は、もともと神経難病の看護に興味があり、大学病院の神経内科で勤務していました。その中で、難病を持つ方の活き活きできる場はやはり在宅、地域なんだと感じてきました。訪問看護師であれば、そのような在宅生活を支えることができると思い、訪問看護師になりました。

Bさん 「やりたい看護を振り返り、訪問看護に挑戦しようと思いました」

学生の頃から地域で働いてみたいという漠然とした思いがありました。3年間病院で働き、その後看護師を離れましたが、看護師として働くことの楽しさを実感し、もう一度看護師として何がやりたいかを考えました。学生の頃の思いも振り返り、退院後の日常生活の中で自分らしく過ごしている利用者さんに対する看護をやってみたいという思いが強くなり、訪問看護師として働くことに決めました。

Cさん 「学生の在宅実習で、在宅生活を支えるっていいなと思ったため」

実習で自宅で過ごす利用者さんの目がイキイキしており、また病院では、患者さんが自宅退院を希望しても、医療者やご家族の意見で家に帰る選択肢がなくなるもどかしさを感じ、在宅療養を支える看護師になりたいと思いました。訪問看護師=ベテラン看護師のイメージが私自身ありましたが、これからは在宅医療の時代と言われる中、看護師経験年数が少なくても訪問看護師として経験を積み看護師として成長していく道を切り開きたく、ななーるに入職しました。

Dさん 「自宅で闘病生活をされている利用者様を支援したいと思ったから」

大学の在宅実習で、一人一人のお家へ訪問して、闘病しながらも家で過ごすために利用者様や家族様に寄り添ったケアをされていることが印象的でした。病院に就職し、患者さんが退院を目指す中、その先の家で過ごすためにはどのような看護が必要なのか、興味を持ちました。

Eさん 「緩和ケアを受けて家でも安心して過ごしてほしい」

病院で十数年緩和ケアに携わってきました。その間多く患者さんから「病院にいないと心配」「家では誰に相談すればいいの」との声を聞き、家で安心して暮らすには在宅できめ細かい緩和ケアを提供することが重要な鍵であると感じていました。折しもコロナの影響で在宅看取りを希望する方が増えたことにも背中を押され、自分が家で緩和ケアについて相談できる存在になりたいと思い訪問看護の世界に飛び込もうと決めました。

Fさん 「冷やかし半分」

学会で、急性期の患者も在宅へ帰す時代との事で、どの程度の急性期状態の患者が在宅に戻るのか気になったため。長く続ける気はなく、しかし、本当の看護は在宅でないとできないと今は思っています。看護だけで、利用者に利益をもたらすのは大変ですが、看護には力があることも実感しています。しっかり看護を考え、看護したいのならば、残念ながら病院では難しい時代だと思います。

Gさん 「学生の時の実習で、魅力的だった」

実習で、訪問看護に行き、自宅療養者への看護を見て病院とは異なるケアに魅力を感じた。
自宅で日々の生活に沿った、それぞれへの看護ケアの応用が難しくもあり、またやりがいもあると思い、卒後病院経験を積んだ後は訪問看護に行こうと思った。

Hさん 「利用者様やそのご家族様に寄り添った看護がしたいと思ったから」

食道癌を患った祖父を在宅で看取ったことがきっかけです。高齢であった祖父は手術は希望せず、放射線療法と化学療法を受け、自宅退院しました。退院後は、大好きだったお酒を飲み、祖母が作った食事を食べました。「もう十分食べたし、十分飲んだ。」と言って、祖父は亡くなりました。主な介護者は祖母でしたが、祖父同様高齢でしたし、介護負担は大きく、段々と疲労がたまっていく様子がありました。祖父母のような在宅療養する利用者様やそのご家族様に寄り添い、身体的にも精神的にもサポートしたいと思い、訪問看護師を志望しました。

Iさん 「暮らしの場に入り込んで心不全患者の療養行動を支援したかった」

心不全患者が療養行動を生活に組み込みながらその人らしく生きるための看護援助に興味があり、研究を行ってきました。心不全の療養行動には食事療法や活動制限などがあり、馴染んだ暮らしと折り合いをつけるのが難しいことがあります。患者さんの暮らしの場に入り込んで暮らしの様子や価値観を詳細に理解し、それにフィットする療養方法を患者さんと一緒に検討したいと思い、訪問看護師として働いてみようと思いました。

Jさん 「在宅での看護がしたい」

病棟ではナースコールや業務により、患者さんの話やケアをゆっくりすることができないことに葛藤を抱えていました。子育てで少し現場を離れ、復職を考えた時にどこで看護がしたいか悩みました。一人一人の利用者、家族と向き合い、じっくり看護がしたい、在宅での生活をサポートしたいと思い、訪問看護師になりたいと思いました。

Kさん 「個別性のある看護ができると思ったから」

学生の訪問看護実習で個別性が高く、ゆっくり患者さんと向き合えた事が楽しかったため、経験を積んでいつかやりたいと思っていた。子供もまだ小さく、仕事と育児の両立がしやすいと知人に聞き、不安もあったがチャレンジして見たいと思ったため。

Lさん 「その人らしさ、を尊重した看護がしたくて」

産後復帰する際どの分野に関わりたいか考えました。
それまでは病院勤務で充実はしていましたが、一人一人と向き合う時間があまり取れずもっと深く関わりたいと思っていました。
自分らしさ、を考える時間が多くなったタイミングだった事もあり、同じ様に自分らしさを尊重した関わりの出来る訪問看護を選びました。

Mさん 「患者さん一人一人とじっくり向き合いたいと思ったから」

訪問看護を始める前は、急性期病棟での勤務経験が長く、患者さんの病気に目がいってしまうことが多かった。業務に追われ患者さん自身を観ることが出来ていないなぁと思うことが多くあり、訪問看護であれば、一人一人とじっくり向き合いたいながら看護ができるのではないかと思い訪問看護を始めた。

Nさん 「在宅で祖母を家族で看取った経験からいつかしたいと思った」

緩和ケアに入院していた祖母が亡くなる1週間前に、「家に帰りたいな。」と言ったことで自宅に退院し、家族で交代で介護しながら最期を迎えました。喪失感よりも達成感があり、こんな気持ちになれる在宅って素敵だなと思いました。その時の訪問看護師さんは、そっと寄り添いながらわからない所を教えてくれるスタンスで縁の下の力持ち的存在でした。看護師さんの一言一言でとても安心しました。そんな看護をしてみたいと思い、思い切って訪問看護の世界に足を踏み入れました。

Oさん 「自分の祖父も認知症で在宅で生活していた事」

認知症の人やその他の疾患を患っている人が自宅で長く、いきいきと生活出来るように看護をしたいと思ったため訪問看護師になりました。私たち看護師のケアで少しでも穏やかに安心してリラックスして生活することが、QOLを向上させ、また、治療にも良い影響になればと思っています。

Pさん 「祖父が訪問看護を利用していたから」

祖父がパーキンソン病を発症し訪問看護を利用していたので、私もいつか訪問看護師として祖父を看たい気持ちがありました。ただ、その当時の私は新人看護師だったので、まずは看護師としてのキャリアを病院で10年程は積んでから、訪問看護師にチャレンジしようと自分の中で目標をたてました。その10年後には結婚や出産、子育てもあり、中々チャレンジできずに病院で看護師を続けていました。そんな時に義祖母が認知症を発症し訪問看護を利用すする中で、症状が進行していく姿を実際にみていて、家族のために訪問看護師になりたいと強く思うようになったのがきっかけです。

Qさん 「クリニックでの訪問診療に携わるうちに訪問看護に興味を持った」

クリニック勤務時代、業務をこなすだけの日々に疑問を持ち始めた頃、訪問診療にも携わるようになりました。
訪問診療の同行をしているうちに、在宅医療の必要性を実感し、看護師として患者ともっと深い関わりがしたいと思いました。
そのためには、医師の同行ではなく訪問看護の方が、より深く関われるのではないかと思ったことがきっかけです。

Rさん 「地域密着ナースになりたかった」

子どもの頃から地域の方々に見守られ大きくなった私は、看護師を目指す中でいつか地域の方々の力になれる場所で働きたいと思っていました。病棟勤務時代には時間に追われ、患者と向き合う時間を十分に取れないことに悩み、患者に対し親身に、心身共にケアできる場で働きたいと思うようになりました。その結果、辿りついた場所がななーるの訪看です。

Sさん 「利用者さんやご家族の思いに寄り添いじっくり関わりたかったから」

急性期病院に入院すると検査や治療が優先となり退院できることがゴールとなります。しかし多くの患者様やご家族は不安を抱えたまま在宅生活を送るのではないかと考えておりました。病棟勤務で得た知識と経験を生かして利用者様やご家族を自分のことのように考えて思いやりの心を持って接していく中で安心感を与えられるような存在になりたいと思いました。

Tさん 「利用者さんとゆっくり向き合えると思ったから」

以前勤めていたクリニックの往診に同行した際に、訪問看護師の方と出会った。利用者さんやご家族との信頼関係が深く、病状だけでなく、その周囲を取り巻く環境まで把握されていた。これまでと違う看護の視点を感じ、技術的にも様々なことを要求される。看護師として、様々な経験を積み重ねていきたいと思い、訪問看護師の職につくことを決めました。